やさしさをとことん追求した2023年モデルのCBウェッジがリニューアルされ、新たに「CB 12ウェッジ」の名で発売されることになりました。
慣性モーメントを高めてくれる大きなヘッドサイズ、面取りが入れられたワイドなソール、内蔵のウレタン・マイクロスフィア、柔らかい素材の431 ステンレススチールなど、好評だった前作の良い部分は踏襲しながら、もちろん進化を果たした部分も見てとることができます。ポイントは、鋭い角を持つ37Vグルーブの刻み方。
キャロウェイの主力モデルであるOPUSウェッジのように、溝の体積を少なくしつつ、狭いピッチへと変更したことで溝の本数が増加し、スピン性能やボールのコントロール性がこれまで以上に高まりました。(*54-60度)
イメージカラーは従来のレッドからグリーンへと変更され、シャフトには重量帯の異なる2つのスチールを用意。
ロフトは50-60度まで、2度刻みで6種類の設定となっています。
溝の範囲も、フェース全面からスタンダードなものに「CB 12ウェッジ」は、2023年に登場したCBウェッジの後継モデルです。変化した部分でもっとも注目すべきは、フェース面に入れられた溝になります。昨年登場したOPUSウェッジのように、鋭い角を持つ37Vグルーブの溝の体積を小さくする一方、狭いピッチでフェース面に搭載したことで溝の本数が増加しています。これによりスピン性能が高まっており、とくにラフやウェットなライからのコントロール性が向上しています。なお、前作ではフェースのヒールからトウの先端までグルーブが入れられたスタイルとなっていましたが、今作ではトウ側に溝のない部分もある、一般的なスコアラインとなっているため、違和感を覚えることはありません。
安心感とミスへの強さをもたらす大きめサイズヘッドの設計は、好評だった前作からほぼ踏襲されています。やさしさを最優先したものとなっており、大きめのサイズや、バックフェースのキャビティ構造がプレーヤーに安心感をもたらす一方、大きな輪郭の外周部分に重量が配分されることで、慣性モーメントも非常に高くなっています。ミスヒットにとても強いモデルと言えます。ヘッド素材も前作で採用された、より高強度で柔らかい特徴を備えている431 ステンレススチールを継承。心地良い打感のウェッジに仕上がっています。
前後に面取りが施された、幅広でバンスも大きいソール「大きめのサイズとともに、「CB 12ウェッジ」のやさしさの要因となっているのがソールです。多少ボールの手前から入っても芝の上を滑ってくれるよう、幅の広いソールと大きめのバンスが採用されており、リーディングエッジ側とトレーリングエッジ側には面取りも導入。芝に刺さることを防ぐ一方で、抜けの良さも実現しており、安定してナイスアプローチへと導いてくれます。
ウレタン・マイクロスフィアで打感の良さを追求前作は、単品ウェッジで初めてウレタン・マイクロスフィアが搭載されましたが、「CB 12ウェッジ」でも引きつづき採用されました。インパクト時に余計な振動を吸収することで、前述の柔らかなヘッド素材、431 ステンレススチールとともに、ソフトなフィーリングをプレーヤーの手に伝えます。
ロフト設定は6種類で、2つのスチールシャフトを用意「CB 12ウェッジ」のロフトラインアップには、50度から60度まで2度刻みで6種類を用意。バンスは50、52、58、60度が12度で、54、56度は14度となっています。ヘッド仕上げはクロム。シャフトには、日本シャフト製の重量帯の異なる2種類のスチールモデルを用意しました。
※シャフトスペック値は、メーカー(N.S.PRO Zelos 7 =日本シャフト株式会社)の公表値になります。
※カタログで表示する数値は設計値です。実測値が設計値と若干異なる場合がありますのでご了承ください。インチ・ミリ換算は、1インチ=約25.4mmです。