今回の動画では、クラブデザイナーDoug三瓶さんの圧巻のコースマネジメント術が紹介されています。
三瓶さんは、18ホールを穏やかにプレーするため、「朝の3ホールはボギーでもいい」という気持ちでスタートします。これは、かつての競技経験から学んだ、焦りをなくし自滅を防ぐためのメンタルコントロール術です。
テクニック面では、常識を覆す発想が光ります。左サイドがOBで怖いホールでは、あえて「ティーアップしない」でティーショットを打ちます。ティーアップすると前上がりのライのように球が左へ行きやすくなるため、それを防ぐのが狙いです。
また、無理をせず安全策を取る「我慢」も重要視しています。フォローの風でグリーンが狙えそうな場面でも、OBのリスクを回避して刻むことを選択。その結果、難しいライからのアプローチを見事なチップインバーディーにつなげました。
彼のゴルフは、単に距離の数字に合わせるのではなく、打ちたい弾道を具体的に「イメージ」することを先行させるスタイルであり、スコアメイクに悩む多くのゴルファーにとって大きなヒントとなるでしょう。